研究課題
若手研究(B)
ニュー・ディール期の金融制度改革に重要な影響を及ぼした初期シカゴ学派の代表者とされるナイトが、ケインズの流動性選好説やマネタリスト流のルールに基づく通貨政策に対して展開した批判の論拠を解明する作業を行い、「シカゴ学派の祖」というナイト像誕生の背景やフリードマンらのネオ・リベラリズムとの異質性を明示するだけでなく、シカゴ"学派"や新古典派、新旧制度学派といった分類法が抱える問題点-従来の経済学史研究が抱える死角-をも浮き彫りにした。
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経済学史研究
巻: 第53巻1号 ページ: 21-43