• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

主流派金融政策論の政治経済学的研究-ポストケインジアンの視点から

研究課題

研究課題/領域番号 21730169
研究機関大月短期大学

研究代表者

内藤 敦之  大月短期大学, 経済科, 助教 (40461868)

キーワード金融政策 / ポストケインジアン / インフレーション目標政策 / 政策ルール / マクロ経済学 / 実証分析 / 政治経済学
研究概要

今年度は主流派の金融政策論、特にインフレーシヨン目標政策論と政策ルール論の批判的検討を行うための基礎となる作業を中心に行った。第一に、インフレーション目標政策論および政策ルール論に関する文献の収集とサーベイを行った。特に今年度はB. Bernanke et al.(Inflation Targeting, 1999)、J.B. Taylor(Monetary Policy Rules, 1999)といった基本的な文献を中心に検討した。こういった政策論の背景となっているニューケインジアンの金融論、マクロ経済学についても、検討を行った。さらに、ポストケインジアンによる批判的た検討を行っている文献に関してもサーベイを行い、重要な論点の整理を試みた。第二に、平成22年度以降予定している実証分析のための準備を行った。具体的には計量分析ソフトEViews7を購入し、また、計量分析に関する文献も購入し、分析手法の習得に努めている。第三に、インフレーション目標政策の成果を検討するために、主要な導入国と比較対象の非導入国の基本的なマクロ経済データの収集と予備的な検討を行った。この点に関しては、SourceOECD等を利用し、作業している。第四に、インフレーション目標政策論と政策ルールに関する政治経済学的な検討を行った。このに関しては、インフレーション目標政策論と政策ルール論、さらに基礎となるいおゆるNew IS-LMモデルの基本的な主張を検討した上で、主に政治経済学な面から批判的検討を展開した論文「金融政策論の批判的検討の試み-インフレーション目標政策論と政策ルール論-」を作成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 金融政策論の批判的検討の試み-インフレーション目標政策論と政策ルール論-2010

    • 著者名/発表者名
      内藤敦之
    • 雑誌名

      大月短大論集 41

      ページ: 1-20

  • [学会発表] Money, Credit and the State : Post Keynesian Theory of Credit Money and Chartalism2009

    • 著者名/発表者名
      内藤敦之
    • 学会等名
      The Ricardian-Post Keynesian Joint International Seminar
    • 発表場所
      二松学舎大学
    • 年月日
      2009-09-05

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi