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2009 年度 実績報告書

既婚女性の動学的多変量労働供給行動の分析

研究課題

研究課題/領域番号 21730195
研究機関高知大学

研究代表者

岡村 和明  高知大学, 教育研究部・人文社会科学系, 准教授 (70325398)

キーワード既婚女性 / 動学的多変量労働供給行動 / 国際情報交換 / オーストラリア:ルクセンブルク
研究概要

本研究は、以前に実施した既婚女性の動学的多変量労働供給行動モデルにおけるState Dependenceの存在の検証を拡張し、Transitory Errorsにおける系列相関を明示的に考慮したうえで改めてState Dependenceの存在を検証することにある。この試みは非常に新しい試みであるため、本年度は関連研究のサーベイに多くの時間を費やした。関連書籍の購入だけでなく、他大学の研究者と様々な意見交流を行った。意見交流の一環としてまず2009年5月2日~6日の期間、オーストラリアのUniversity of New Englandを訪問し、当該分野の研究者と意見交換を行った。また以前実施した研究の拡張可能性を探るため、8月3日~5日に行われた2009 Far East and South Asia Meetings of the Econometric Societyにおいて論文報告を行い、出席者からのコメントを含む様々な情報交換を行った。動学的パネル・データ分析の専門家が報告する報告を聞くために2009年12月11日に広島大学で開かれた統計セミナーにも参加した。月一回行われる関西での研究会の出席も、直接本研究テーマと一致しないながらも、理論モデルの構築のみならず推定モデルおよび手法に関して多くの知見を得る機会となった。またこれらの情報をもとに本研究の出発点となる論文を共同研究者が所属するCEPS/INSTEAD,ルクセンブルクのワーキング・ペーパーに掲載し、さらに来年度北アメリカやヨーロッパにおける報告を予定している。
動学的多変量推定においてさらにTransitory Errorsの系列相関を考慮することは、膨大な計算を要する。そこで、設備面で計算処理能力の高いパーソナル・コンピューターおよび統計ソフトを購入し、来年度以降の研究に備える体制づくりを計画した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] State dependence in Labour Force Participation of Married Women in Japan2009

    • 著者名/発表者名
      Kazuaki Okamura
    • 雑誌名

      IRISS Working Paper Series 2009-17

      ページ: 1-18

  • [学会発表] Multinomial-State Labor Force Participation of Married Women in Japan2009

    • 著者名/発表者名
      Kazuaki Okamura
    • 学会等名
      2009 Far East and South Asia Meetings of the Econometric Society
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2009-08-03

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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