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2009 年度 実績報告書

マクロ経済のリスク要因に対する頑健性分析

研究課題

研究課題/領域番号 21730222
研究機関政策研究大学院大学

研究代表者

細江 宣裕  政策研究大学院大学, 政策研究科, 准教授 (60313483)

キーワード応用一般均衡モデル / 不確実性 / 政策シミュレーション分析
研究概要

(1) データ・ベースの構築とモデルの検討
これまでに構築してきたデータ・ベースをもとに、エネルギーと農産物に関するものを中心に価格変動や取引量といった点でデータを更新・追加し、新しいデータ・ベースを作成した。分析ツールとなるモデルに関しては、既存の応用一般均衡モデルのサーベイを行い、今後、モデルに関して取り組むべき課題を明らかにした。これらにより、次年度以降に行われる個別具体的な政策シミュレーション分析の下準備を行った。
(2) 応用一般均衡モデルに関する包括的な解説書の刊行準備
応用一般均衡モデルの理論的枠組みの構築と内容の整理、プログラム上の運用、および、政策シミュレーションへの適用といった点について書籍として刊行する計画を立て、原稿とともにその出版計画書を出版社に送付した。査読者の意見をもとに若干の修正を施して、最終原稿を提出し、校正作業を行っているところである。これについては来年度6月ないし7月頃に刊行予定である。政策シミュレーションに用いる応用一般均衡モデルは大規模なモデルになりがちなために、当該論文や報告書中で十分な解説が必要であるが、現実には困難である。できる限り、専門家以外の人でも一定の理解が可能なように、解説する書籍として利用されることが期待できる。
(3) コメ自由化問題に関する政策分析の実施
日本のコメの自由化政策と、コメの不作問題の間の関係について、上記の応用一般均衡モデルを用いてモンテカルロ・シミュレーション分析を行ない、その内容を国際学会において口頭報告を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 書評:徳永澄憲他(2008)『自動車環境政策のモデル分析-地球温暖化対策としての環境車普及促進政策-2009

    • 著者名/発表者名
      細江宣裕
    • 雑誌名

      応用地域学研究 14

      ページ: 81-83

  • [学会発表] Productivity Shocks and National Food Security for Japan2009

    • 著者名/発表者名
      Nobuhiro Hosoe
    • 学会等名
      Integration of Spatial Computable General Equili brium and Transport Modelling/Bilateral Joint Seminar under agreement between NWO and JSPS
    • 発表場所
      東京大学・本郷キャンパス
    • 年月日
      2009-08-20

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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