研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は日本の金融危機の経験から欧米が学べることは何かを明らかにすることである。まず1990 年代後半から加速している日本の銀行合併の効果の定量分析を行った。合併はコスト削減には効果があるが全体では利益を引き下げることが分かった。次にアメリカの公的資本注入を分析した。定量分析の結果、資本注入の効果は限定的であった。銀行の自己資本増強には効果があったが、不良債権処理には効果がなく、貸出は逆に減少した。
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社会科学ジャーナル 72号(掲載決定)
Journal of Development Economics (掲載決定)
社会科学ジャーナル 71号
ページ: 5-24
World Development Vol.39(1)
ページ: 87-109