環境問題に関する自発的参加と配分の効率性に関する論文'A Unit-by-Unit Solution for Global Externalities with Voluntary Participation'(単著)を、学会Canadian Public Economics Study Group Annual Conferenceおよび43rd Annual Meeting of the Canadian Economics Association(いずれもカナダ、University of Toronto)および関西公共経済学研究会(関西学院大学大阪梅田キャンパス)において発表した。また、参加・交渉メカニズムにおいて、効率的な水準で公共財を供給する部分ゲーム完全均衡点が現実に見られうる行動なのかを、実験経済学の手法を用いて検証した論文'Unit-by-Unit Voluntary Participation in Public Goods Experiments'(二本杉剛氏、西村直子氏、西條辰義氏、篠原隆介氏、山川敬史氏、大和毅彦氏との共著)を、日本経済学会春季大会(京都大学)における特別セッションにおいて発表した。これらの発表においては、討論者からの高い評価と参加者からの有意義なコメントをいただいた。また、'A Voluntary Participation Game through a Unit-by-Unit Cost Share Mechanism of a Non-Excludable Public Good'(篠原隆介氏との共著)を、多人数の経済・および公共財単位が離散でない環境における拡張に成功した。これらの論文はいずれも査読付学術誌に投稿あるいはその準備中である。
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