研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、平成の大合併が進展した状況下で、未合併を選択し続けた地方団体の財政行動を実証的に捉えることである。実証分析の結果によれば、未合併団体は、人件費等の経常経費を削減する一方で、公共事業の水準を拡大(確保)している傾向が明らかとなった。このような結果は、ヤードスティック競争が機能し、未合併団体において効率的な財政運営が生じている可能性を示唆するものである。
すべて 2011
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
日本経済研究
巻: No.65 ページ: 43-64