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2010 年度 実績報告書

近代日本における地域経済の発展と地方資産家の投資行動の地域間比較史

研究課題

研究課題/領域番号 21730277
研究機関東北学院大学

研究代表者

白鳥 圭志  東北学院大学, 経済学部, 准教授 (70337187)

キーワード地方資産家 / 地方名望家 / 地域経済 / 地域間比較史 / 投資行動 / 経済発展 / 地域経済の斜陽化 / 近代日本
研究概要

本年度は、昨年度に研究を進めた松前の資産家伊達林右衛門家の経営(近世末から明治30年代まで)について、5月の経営史学会関東部会で報告をした。その際、場所請負人研究の第一人者である田島佳也氏、地方資産家研究の第一人者である谷本雅之氏をはじめ、多数の方から有益なコメントをいただいた。ますは、頂戴したコメントを踏まえて、原稿に修正を加える作業を進めた。
次に、北海道函館市の資産家、小熊幸一郎家について、両大戦間期を対象に分析を進めた。その結果、1920年代半ばには不艮債権が累積し、その処理のために経営活動、寄付行為を含めて、昭和恐慌期に至るまで地方名望家としての活動は停止した。ただし、ロシア海域での北洋漁業継続運動では主導的役割を果たした。その意味で、完全に地方名望家としての役割を放棄したわけではない。また、投資活動面では収益志向が強まり、関東圏や道内でも地元函館市を越えた投資行動がなされた。小熊家についての検討については平成23年4月に経営史学会関東部会で報告予定であったが、この度の震災のために実現することはできなかった。いずれできるだけ早い時期に研究成果を公表する機会を作りたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 近世近代移行期における場所請負人の経営行動の変化2010

    • 著者名/発表者名
      白鳥圭志
    • 学会等名
      経営史学会関東部会
    • 発表場所
      専修大学
    • 年月日
      2010-05-15

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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