研究課題
若手研究(B)
本研究では、アメリカ植民地市場でどのような織物が消費されたのか、またリネンを扱う商人が生産サイドに対してどのような役割を果たしたのか、アイルランド製の麻糸がどのような種類のリネン生産に利用されたのかといった論点に迫ることを通じて、18世紀ランカシャー・リネン業、すなわちイギリス初期綿業は、従来理解されているようなイギリスの工業化の自立的イメージの枠組みというよりも、インドのキャラコ生産だけでなく、アイルランドや大陸ヨーロッパのリネン業の複雑な盛衰過程と連関して展開していたという解釈を示した。
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和光経済
巻: 44巻3号 ページ: 23-36
巻: 43巻2・3号 ページ: 33-53
Journal of International Economic Studies
巻: No.24 ページ: 17-29