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2011 年度 研究成果報告書

ドイツとブレトンウッズ機関-1950年代における流動性供給の実態-

研究課題

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研究課題/領域番号 21730281
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 経済史
研究機関愛知淑徳大学

研究代表者

石坂 綾子  愛知淑徳大学, ビジネス学部, 准教授 (40329834)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワードドイツ / 国際通貨基金(IMF) / 国際復興開発銀行(IBRD) / ドイツ連邦銀行
研究概要

本研究は, 1950年代における貿易・為替自由化の進展以後,ドイツの公的資本輸出が国際復興開発銀行(IBRD,以下,通称名の「世界銀行」(World Bank)と省略する)を通じてどのように実施されたのか,また,その資本輸出はどのような意義を持ったのか,ドイツの資本輸出国としての国際的貢献について検討した。
国際通貨基金(IMF)は,ドイツの貿易・為替自由化が1956年にほぼ完了したと判断した。これ以降,ドイツの公的資本輸出が促進されるようになった。この公的資本輸出は国際的資金の流れの中に組み込まれ,短期・中期の形で流動性を供給した。公的資本輸出の中で大きな比率を占めたのは,世界銀行へのローンと出資金マルクの解除である。これを機にドイツ企業は,機械・鉄道・港湾整備・エネルギー供給分野での輸出を中心に,世界銀行を通じた開発途上国援助に深く関わるようになったのである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Public Capital Exports from West Germany-the Contribution to the World Bank during the 1950s to early 1960s-2011

    • 著者名/発表者名
      Ayako ISHIZAKA
    • 雑誌名

      愛知淑徳大学論集-ビジネス学部・ビジネス研究科篇-

      巻: 第7号 ページ: 19-30

    • URL

      http://aska-r.aasa.ac.jp/dspace/bitstream/10638/1142/1/0029-007-201103-019-030.pdf

  • [雑誌論文] IMF14条国時代のドイツ(1952-1961年)-ヨーロッパの黒字国から資本輸出国へ-

    • 著者名/発表者名
      石坂綾子
    • 雑誌名

      歴史と経済

    • 査読あり
  • [図書] サウンドマネー-BISとIMFを築いた男,ペール・ヤコブソン-(A Life for Sound Money, Per Jacobsson, His Biography)第IV部7章(アメリカ・イギリスによる戦後通貨構想), 8章(ブレトンウッズ会議), 9章(マーシャルプランへの緊急支援)および第V部3章(ドイツの外国為替危機), 4章(交換性のモメンタム)2010

    • 著者名/発表者名
      吉國眞一, 矢後和彦監訳, Erin E. Jacobsson
    • 総ページ数
      157-177, 201-219
    • 出版者
      蒼天社出版

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公開日: 2013-07-31  

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