• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

業態ライフサイクル成長期における小売業態開発の実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 21730338
研究機関北海道大学

研究代表者

坂川 裕司  北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (40301965)

キーワード小売業 / 業態 / チェーンストア / サプライチェーン / ライフサイクル
研究概要

研究期間内に想定する着地点は,小売企業の業態開発におけるBM市場への参入行動について,規模効果と参入形態の関係を理論的に解明することである。本研究は,企業視点で業態を捉え,業態ライフサイクルの成長期以降に観察される小売企業行動,すなわちBM市場への参入行動を,業態開発の研究課題として定式化するものである。本研究は,当該年度において,以下に述べる研究を実施し,その成果を学術論文または学術書,学会報告を通じて公表した。まず業態開発に関連する文献ならびに各種資料(一次資料および二次資料)を入手・渉猟し,これまでの研究を多面的にサーベイし,試論的な分析枠組を演繹的に導出した。具体的には小売業態革新,サプライチェーン経営,チェーンストア経営に関する先行研究をサーベイし,試論的な分析枠組を導出した。つぎに文献サーベイを通じた知見をもとに,小売企業の業態開発,BM市場への参入にかかわる企業行動および技術や能力を特定した。この特定作業を通じて,演繹的に理論的な分析枠組を構築した。本研究は,チェーンストアにおける業態開発について,サプライチェーンの動態に着目し,理論的な分析枠組を構築した。これらの研究成果は学術論文としてまとめられた。そして理論的な分析枠組および分析結果を,本研究に関して専門知識を持つ研究者,実務家に精査してもらった。これに関しては,研究報告(学会報告や研究会報告)を行ったり,個人的なネットワークを通じて実務家の意見をもらったりするなどの活動を行った。その結果,本研究は,大きく発展することができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] チェーンストアにおけるサプライチェーンの動態-投機型から延期型への移行と障壁2009

    • 著者名/発表者名
      坂川裕司
    • 雑誌名

      経済学研究 59

      ページ: 189-198

  • [学会発表] サプライチェーンの最適化行動と小売業態の動態2010

    • 著者名/発表者名
      坂川裕司
    • 学会等名
      日本生産管理学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2010-03-14
  • [図書] 『小売業革新』, 「サプライチェーンの最適化行動と小売業態の動態-業態ライフサイクルへの延期投機モデルの適用-」2010

    • 著者名/発表者名
      高嶋克義・西村順二(編著)
    • 総ページ数
      57-73
    • 出版者
      千倉書房

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi