研究概要 |
本研究は(1)フリークエンシー・プログラム(FP)の意思決定情報機能としての有効性と戦略的管理会計への適用の可能性についてと,(2)顧客関係性を会計情報として可視化し財務業績に影響があるかどうかを測定した。(1)について, FPの利用に関して日本の小売業へ実態調査を行い,顧客生涯価値の構成要素に影響を与えることを明らかにした。(2)については,サプライチェーンの主要顧客情報を用いて分析し,主要顧客を所有するサプライヤーは所有しないサプライヤーにくらべて売上総利益率が低いものの,在庫回転率が高いのと,販売費一般管理費が低く財.務業績には差があることを明らかにした。
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