島嶼地域からの疎開離散者に関する社会学的研究:小笠原・硫黄諸島を中心に

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21730400
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 社会学
• 研究機関: 明治学院大学
• 研究代表者: 石原 俊 明治学院大学, 社会学部, 准教授 (00419251)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2012
• キーワード: 歴史社会学 / 小笠原 / 硫黄島 / 島嶼 / 疎開 / 難民 / ディアスポラ / 占領

研究概要

本研究は、アジア太平洋戦争中の小笠原諸島(父島・母島および周辺の島々)および硫黄諸島(火山列島)において強制疎開の対象となり(ただし住民の一部は現地で軍務動員)、敗戦後も故郷喪失状態に置かれ続けた人びとが、自分たちの置かれたディアスポラ状況にどのように対応してきたのかを、文献資料調査とインタビュー調査に基づいて、歴史社会学的観点から検討した。

研究成果

• [雑誌論文] 島と海の想像力--地政学を超える系譜学へ (2013)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 雑誌名: 現代思想 巻: 41巻1号 ページ: 228-232
• [雑誌論文] ディアスポラの島々と日本の「戦後」--小笠原・硫黄島の歴史的現在を考える (2012)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 雑誌名: 別冊環 巻: 19号 ページ: 312-324
• [雑誌論文] BecomingPirates-海の近代の系譜学へ (2011)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 雑誌名: 現代思想 巻: 39巻10号 ページ: 76-90
• [雑誌論文] 小笠原諸島の近代経験と日本 (2011)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 雑誌名: 科学 巻: 948号 ページ: 757-759
• [雑誌論文] 〈島〉をめぐる方法の苦闘 -同時代史とわたりあう宮本常一 (2011)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 雑誌名: 現代思想 巻: 39巻15号 ページ: 134-157
• [雑誌論文] 小笠原-硫黄島から日本を眺める--移動民から臣民、そして難民へ (2011)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 雑誌名: 立命館言語文化研究 巻: 23巻2号 ページ: 27-38
  • URL: http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/lcs/kiyou/pdf_23-2/RitsIILCS_23.2ISHIHARA.pdf
• [雑誌論文] 小笠原諸島のエコツーリズムをめぐる地域 社会の試行錯誤-「南島ルール」問題を 中心に (2010)
  • 著者名/発表者名: 石原俊 、小坂亘、森本賀代、石垣篤
  • 雑誌名: 小笠原研究年報 巻: 33号 ページ: 7-25
  • URL: http://www.repository.lib.tmu.ac.jp/dspace/bitstream/10748/3977/1/20002-33-002.pdf
  • 査読あり
• [学会発表] 移動民のエコノミーと主権の転位--小笠原諸島をめぐる国境の形成過程 (2012)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 学会等名: 東アジア近代史学会第17回研究大会シンポジウム「国境の多層化と明瞭化--19世紀東アジアの経験」
  • 発表場所: 日本大学(東京都)
  • 年月日: 2012-06-16
• [学会発表] 小笠原諸島からみた帝国日本と帝国日本研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 学会等名: 科研費補助金共同研究「19～20世紀北東アジアのなかのサハリン・樺太」公開シンポジウム
  • 発表場所: 北海道大学・小樽商科大学札幌サテライト(ともに札幌市)
  • 年月日: 2011-12-17
• [学会発表] 太平洋の船乗りと近代日本国家の系譜学--「ジョン・マン」と「ベン・ピーズ」をめぐって (2011)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 学会等名: Cultural Typhoon(カルチュラル・タイフーン)2011
  • 発表場所: 海外移住と文化の交流センター(神戸市)
  • 年月日: 2011-07-24
• [学会発表] 小笠原-硫黄島から日本を眺める--移動民/帝国臣民/難民 (2010)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 学会等名: 立命館大学国際言語文化研究所連続公開講座『トランスアトランティック-トランスパシフィック』第2回「日本を《太平洋》から眺める」
  • 発表場所: 立命館大学(京都市)
  • 年月日: 2010-11-12
• [学会発表] 硫黄諸島からみた20世紀--<開拓小作人>から<疎開難民>へ (2009)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 学会等名: 立命館大学国際言語文化研究所公開シンポジウム「帝国の周辺--南洋の入り口としての小笠原諸島」
  • 発表場所: 立命館大学(京都市)
  • 年月日: 2009-11-08
• [図書] 戦争社会学ブックガイド--現代世界を読み解く132册 (2012)
  • 著者名/発表者名: 野上元・福間良明編、石原俊,他著者多数
  • 総ページ数: 288
  • 出版者: 創元社
• [図書] 現代社会学事典 (2012)
  • 著者名/発表者名: 見田宗介編集顧問、大澤真幸・吉見俊哉・鷲田清一編、石原俊,他著者多数
  • 総ページ数: 1640
  • 出版者: 弘文堂
• [図書] KAWADE道の手帖レヴィ=ストロース--入門のために神話の彼方へ (2010)
  • 著者名/発表者名: 川田順造、渡辺公三、小田亮、出口顯、今福龍太、港千尋、松枝到、安藤礼二、淺野卓夫、石川直樹、坂口恭平、小沼純一、
  • 総ページ数: 266
  • 出版者: 河出書房新社
• [図書] 社会学ベーシックス第9巻--政治・権力・公共性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 王子賢太、富永茂樹、上野成利、石原俊、君塚大学、田野大輔、伊奈正人、中村好孝、辰巳伸知、鵜飼哲、桧垣立哉、伊藤公雄、山崎カヲル、水島一憲、三木英、志水紀代子、山岡龍一、伊藤守、亀山俊朗、渡辺啓真、田中智彦、時安邦治、轟亮、酒井隆史、高橋慎一、田崎英明、友枝敏雄
  • 総ページ数: 290
  • 出版者: 世界思想社
• [図書] 社会学入門 (2010)
  • 著者名/発表者名: 塩原良和、竹ノ下弘久、荻野達史、西村純子、大貫挙学、荒牧草平、烏谷昌幸、平岡義和、アンジェロ・イシ、田辺俊介、南山浩二、石原俊、斎藤嘉孝、西城戸誠、土居洋平、菅野博史、五十嵐泰正、川端浩平、冨江直子、塩原良和、櫻井龍彦、木村真希子他
  • 総ページ数: 297
  • 出版者: 弘文堂
• [図書] 殺すこと/殺されることへの感度--二〇〇九年からみる日本社会のゆくえ (2010)
  • 著者名/発表者名: 石原俊
  • 総ページ数: 115
  • 出版者: 東信堂
• [図書] 丸善、社会学事典 (2010)
  • 著者名/発表者名: 石原俊,他著者多数
  • 総ページ数: 974
  • 出版者: 日本社会学会事典編集委員会編
• [図書] 21世紀を生き抜くためのブックガイド--新自由主義とナショナリズムに抗して (2009)
  • 著者名/発表者名: 岩崎稔、本橋哲也、田崎英明、酒井隆史、守中高明、大内裕和、金富子、道場親信、戸邉秀明、斎藤美奈子、成田龍一、白石嘉治、石原俊、西山雄二
  • 総ページ数: 266
  • 出版者: 河出書房新社
• [備考] 石原俊、インターディシプリンな歴史叙述、生存学研究センター報告、17号、2012、pp.5～14
  • URL: http://www.ritsumei-arsvi.org/publications/read/id/248
• [備考] (1)『週刊読書人』「論潮」欄(論壇時評)執筆担当2009年1月～12月
• [備考] (2)TBSラジオ「ニュース探究ラジオDig」出演パーソナリティ:神保哲生、竹内香苗「世界自然遺産に登録される小笠原諸島、どんなところなんだろう」2011年6月21日
• [備考] (3)『東京新聞』コメント東京トリビア「世界遺産の小笠原は、米領化されるところだった」2011年8月17日朝刊
• [備考] (4)『朝日新聞』コメント「海賊続々自由に行くぜ--アニメも戦隊ヒーローも」2012年1月24日朝刊
• [備考] (5)『東京新聞』コメントこちら特報部「石原知事尖閣買える?--他の国境の島は南鳥島と沖ノ鳥島」2012年4月19日朝刊
• [備考]
  • URL: http://gyoseki.meijigakuin.ac.jp/mguhp/KgApp?kyoinId=ymdegegeggyhttp://soc.meijigakuin.ac.jp/gakka/?p=1944