現代都市再開発における建築家の有名性の生産・流通・消費に関する研究

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21730403
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 社会学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 南後 由和 東京大学, 大学院・情報学環, 助教 (10529712)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 社会学 / 建築家 / 有名性 / 文化人 / クライアント / 都市再開発 / マスメディア / 展覧会

研究概要

国内外の現代都市再開発において、建築家の有名性が社会的に生産、流通、消費される仕組みを、建築専門誌と一般紙誌の比較、クライアントの系譜の分析、海外の都市再開発の現場のフィールドワークにより明らかにした。また、他ジャンルの有名人のなかにおける建築家の有名性の特異性を論証するために、「文化人」というカテゴリーに着目し、建築界、文学界など、「界」ごとに異なる有名性の存立様態を比較した。

研究成果

• [雑誌論文] 指揮者・大野和士氏インタビュー (2012)
  • 著者名/発表者名: 大野和士、阿部純、犬塚悠、南後由和、難波阿丹、橋本尚樹、松山秀明、柳井良文、渡邉宏樹
  • 雑誌名: 内的必然性から響きあう音楽情報学 巻: No.28 ページ: 203-242
• [雑誌論文] 今日の写真2011(11) (2011)
  • 著者名/発表者名: 南後由和、ホンマタカシ
  • 雑誌名: アサヒカメラ ページ: 181-185
• [雑誌論文] いま必要とされる建築家像をめぐって (2011)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 雑誌名: OPENERSWebsite「いま、世界が注目するニッポンの若手建築家たち」
• [雑誌論文] ソーシャルネットワークは都市を開くのか (2011)
  • 著者名/発表者名: 鈴木謙介、南後由和、濱野智史
  • 雑誌名: 閉じるのか、city & life 巻: No.100 ページ: 12-19
• [雑誌論文] パブリックスペースをつくる-共同・共有に向けた建築的アプローチ (2011)
  • 著者名/発表者名: 塚本由晴、貝島桃代、乾久美子、南後由和
  • 雑誌名: 新建築 ページ: 30-35
• [雑誌論文] 今日の写真2011(6) (2011)
  • 著者名/発表者名: 南後由和、ホンマタカシ
  • 雑誌名: アサヒカメラ ページ: 165-169
• [雑誌論文] ショッピングモールから考える-公共、都市 (2011)
  • 著者名/発表者名: 北田暁大、南後由和、速水健朗、東浩紀
  • 雑誌名: グローバリズム、思想地図β 巻: Vol.1 ページ: 54-77
• [雑誌論文] コンスタントのニューバビロン×建築界(3) (2010)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 雑誌名: SITEZERO/ZEROSITE 巻: No.3 ページ: 308-323
• [雑誌論文] 都市・建築のインテリジェンス (2010)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 雑誌名: αシノドス 巻: Vol.45
• [雑誌論文] 建築の「際」を見極めて-建築の固有性と可能性を追求 (2010)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 巻: No.1163
  • ページ: 16
• [雑誌論文] 1990年代の建築家によるフィールドワーク-レム・コールハース、アトリエ・ワンを事例として (2009)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 雑誌名: 建築雑誌 巻: Vol.124No.1593 ページ: 14-15
• [学会発表] 都市について考える (2012)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 学会等名: オルナタティブ・カフェ
  • 発表場所: アートエリアB1
  • 年月日: 2012-03-06
• [学会発表] 生きられた建築・都市・社会、東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科卒業 (2012)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 学会等名: 修了研究・制作展特別講演会
  • 発表場所: 東北芸術工科大学
  • 年月日: 2012-02-16
• [学会発表] つながりのデザインを考える (2011)
  • 著者名/発表者名: 南後由和、塚本由晴、大和田芳弘、正木覚
  • 学会等名: ジャパンガーデンデザイナーズ協会10周年記念フォーラム
  • 発表場所: 新宿NSビル
  • 年月日: 2011-08-20
• [学会発表] 都市とメディアの間-読み取りと書き換えのフィールド (2011)
  • 著者名/発表者名: 李明喜、南後由和
  • 学会等名: メディアがつくる違和感
  • 発表場所: 明治大学
  • 年月日: 2011-01-15
• [学会発表] 公開対談 (2010)
  • 著者名/発表者名: 石上純也、南後由和
  • 学会等名: 「石上純也-建築のあたらしい大きさ」展
  • 発表場所: 豊田市美術館
  • 年月日: 2010-12-26
• [学会発表] 建築と社会学の際 (2010)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 学会等名: UTalk
  • 発表場所: 東京大学
  • 年月日: 2010-05-15
• [学会発表] 集まって住むことの広がり (2010)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 学会等名: デザイナーズ集合住宅の過去・現在・未来展(ミサワホーム株式会社Aプロジェクト)
  • 発表場所: 新宿NSビル
  • 年月日: 2010-03-16
• [学会発表] デザイナーズ集合住宅の可能性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 学会等名: デザイナーズ集合住宅の過去・現在・未来展(ミサワホーム株式会社Aプロジェクト)
  • 発表場所: 新宿NSビル
  • 年月日: 2010-03-13
• [学会発表] スペクタクル・トーク (2009)
  • 著者名/発表者名: 南後由和、畠山直哉
  • 学会等名: スペクタクル展-共振する都市とアート
  • 発表場所: 象の鼻テラス
  • 年月日: 2009-10-13
• [学会発表] 戦後美術の周辺のその社会背景
  • 著者名/発表者名: 福住廉、南後由和
  • 学会等名: 中原佑介を読む-美術批評の地平
  • 発表場所: ヒルサイドライブラリー
• [図書] 「文庫解説」、アンリ・ルフェーヴル『都市への権利』 (2011)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 総ページ数: 226-247
  • 出版者: ちくま学芸文庫
• [図書] 「蠢きとしてのムーブメント-TERATOTERAと文化発信地・東京の可能性をめぐって」小川希『アートプロジェクトの0123』 (2011)
  • 著者名/発表者名: 南後由和、小川希
  • 総ページ数: 12-32
  • 出版者: 東京文化発信プロジェクト
• [図書] 東京書籍、『文化人とは何か?』 (2010)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 総ページ数: 358
  • 出版者: 加島卓編
• [図書] 「建築物とインスタレーションの離接運動」、『建築はどこにあるの?-7つのインスタレーション』 (2010)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 総ページ数: 110-115
  • 出版者: 東京国立近代美術館
• [図書] 「デザイナーズ・マンションの因数分解」、遠藤知巳編『フラット・カルチャー』 (2010)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 総ページ数: 261-271
  • 出版者: せりか書房
• [図書] アーキテクチャとクラウド-情報による空間の変容 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大山エンリコイサム、南後由和
  • 総ページ数: 80-100
  • 出版者: 大山エンリコイサム
• [図書] Atelier Bow-Wow : Behaviorology (2010)
  • 著者名/発表者名: Yoshikazu NANGO
  • 総ページ数: 321-341
  • 出版者: Atelier Bow-Wow. s Approach to Urban and Architectural Research
• [図書] 黒川紀章-マスメディア時代の建築家像、森美術館編『メタボリズムの未来都市』
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 総ページ数: 260-266
  • 出版者: 新建築社