研究課題
若手研究(B)
マックス・ヴェーバーの『儒教と道教』は、第一次世界大戦の後、中国研究の成果を摂取して大幅に加筆された。その改訂の痕跡を検討することによって、この著作の性格が鮮明になった。すなわち、西洋を「頂点」としアジアを「後進」とする「進化論」や西洋を優位に置く「欠如論」とは異なり、西洋とは別様の社会秩序が形成された宗教社会学的条件、とくに儒教と道教の対抗と協働の関係による生活態度形成とその歴史的作用の考察が中心課題である。
すべて 2012 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)
工学院大学共通課程研究論叢
巻: 48巻1号 ページ: 17-31
巻: 47巻1号 ページ: 15-27