本研究の目的は、1)ゴッフマン理論研究者であるイヴ・ヴァンカン教授(エコール・ノルマル・シューペリウール文学・人文科学校、以下ENS LSHと表記する)所有のアーカイブス調査研究を継続的に行うことを通じて、ゴッフマン理論の総合的・基盤的研究を進めること、そして2) ENSLSHとリヨン第二大学との共同研究チーム「相互行為・身体・学習そして表象」に参加することを通じて、ゴッフマンの相互行為論を理論的フレームワークとした経験調査である「日常的相互行為におけるイメージコンサルタントの介入-日仏比較研究」を進めること、以上の二点にある。これら二つの研究を総合的にまとめた著作(単著)の出版には、未だ至っていないが、以下に示すように、論文として学術雑誌や著作(共著)として部分的にまとめつつある段階にある。
|