研究課題
若手研究(B)
本研究は、社会へ外部化する「育児」への支援を通して、育児をめぐる多様な労働を社会的に配置するものである。主な対象は、1)大阪市の女性に対するキャリア支援事業、2)香港の外国人家事労働者を雇用する育児労働の外部化の2つである。育児期にある母親への支援は、育児技術の伝達や情報提供から、出産・育児で中断したキャリアの再構築へと、支援が拡大している。香港の事例は再生産労働を市場化しても、最終的な育児責任が母親にあることを明らかにした。
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関西大学人権問題研究室紀要
巻: 第64号