精神障害者のセルフスティグマ測定尺度であるthe Self-Stigma of Mental Illness Scale日本語版の作成および信頼性・妥当性の検討を行った。原版を翻訳後、精神障害のある当事者を対象としたフォーカスグループインタビューを行い内容を一部改変した。さらに、精神科医療機関外来利用者を対象とした自記式質問紙調査を行った結果、各サブスケールで良好な内的整合性が認められたが、項目-テスト相関が極端に低い項目も認められた。併存的妥当性については、1つのサブスケールは一部の他尺度とのみ有意な相関を示したが、3つのサブスケールは測定した他の全ての尺度との有意な相関を示した。
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