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2009 年度 実績報告書

ニュージーランドにおけるひとり親世帯への自立支援政策とその効果に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 21730460
研究機関東北公益文科大学

研究代表者

武田 真理子  東北公益文科大学, 東北公益文科大学・公益学部, 准教授 (80337245)

キーワードニュージーランド / 社会保障 / 自立支援 / ひとり親世帯 / 地域コミュニティ
研究概要

本研究は、ひとり親世帯を主対象とし、ニュージーランドの新しい社会保障制度であるWorkr & Income New Zealand(以下、WINZ)による自立支援の具体的な方法と内容、ならびにその効果を明らかにすることを目的としている。ニュージーランドでは、行政サービスの縦割りによる無駄を省き、長期失業者やひとり親への総合的な支援に取り組むことを目的とし、1998年に社会保障制度の改革を行い、所得保障給付の支給、職業紹介・就労支援、各種教育・訓練サービス制度の紹介・受講支援から個人・家族を対象としたソーシャル・ワークまでの総合的なサービスを同一事務所、同一担当者を通して提供するためのWINZを全国各地に設置した。長期的視点に基づいた自立支援を目的とするこの新しい方式に関する体系的な研究は未だ行われていないが、WINZの現場職員からは特にひとり親世帯に対して一定の成果を実感しているとの評価が表明されている。平成21年度からの3年間の研究目標は、WINZの10年間の具体的な実績の調査・分析と、ひとり親世帯のケース・スタディを通して、その効果を検証することである。平成21年度は、新政権下における社会保障・社会福祉の方針等の情報を整理した上で、9月に現地を訪問し、社会開発省等へのヒヤリング調査を行った。また、WINZの全国統計・資料を収集し、利用者数、属性、利用期間や地域別特徴等に関する分析を行った。2008年2月にWINZと地域の民間団体・組織との連携強化を目的に設立された「コミュニティ・リンク」についても現地調査により、その目的と現状について明らかにすることができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ニュージーランド社会保障・社会福祉制度の動向と「コミュニティ・リンク」の設立2010

    • 著者名/発表者名
      武田真理子
    • 雑誌名

      『ニュージーランド・ノート』(東北公益文科大学ニュージーランド研究所) 第11号

      ページ: 51-60

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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