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2010 年度 実績報告書

福祉社会形成におけるボランティア受け入れ組織の競争と協調のあり方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21730461
研究機関大妻女子大学

研究代表者

高木 寛之  大妻女子大学, 人間関係学部, 助教 (60445187)

キーワードボランティア / 市民活動 / 中間支援組織 / 福祉社会 / マネジメント
研究概要

ボランティアを受け入れる組織の,ボランティア確保の困難性に着目し,協創という視点から組織間のボランティア確保のあり方を明らかにすることが目的である.平成21年度はこれらの目的を明らかにするために市民活動団体代表者への調査を実施した.当該年度はこれらの調査結果の分析を行った。また、次年度実施予定の追跡調査の調査票の作成を行った。
団体への調査結果からは、市民活動団体と中間支援組織との現在・過去における関係の取り方や各団体が抱えている課題や他組織との関係について明らかにした。このなかで、市民活動団体の組織の運営方法、ボランティア受け入れの仕組みの有無や受け入れ状況が良好な団体においては同業種や分野ではない他組織との共同事業や情報の共有がおこなわれている傾向が確認された。これらの組織の運営方法の特徴としては目標に向かってトップダウン型の運営を行うのではなく、緩やかな目標設定のもとで構成員の意見が反映される形の運営を行っていた。ボランティアを受け入れが円滑に進んでいる組織においては、ボランティアの持つネットワークから外部との情報共有が促進され他組織との間につながりや連帯が生まれていた。このことから、ボランティア確保のあり方は福祉社会を形成する上で重要視されている人々のつながりや連帯といったキーワードと関係があると考えられた。この内容については学会を通じて成果の発表を行った。
これらの調査結果を踏まえて、最終年度実施する追跡調査のアンケート票を作成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 福祉施設におけるボランティア受け入れの方法に関する研究2011

    • 著者名/発表者名
      高木寛之
    • 雑誌名

      人間関係学研究

      巻: 12巻 ページ: 85-97

  • [学会発表] 福祉社会形成における市民活動団体の役割2010

    • 著者名/発表者名
      高木寛之
    • 学会等名
      福祉社会学会
    • 発表場所
      九州大学
    • 年月日
      2010-05-30

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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