平成22年度は、民間営利組織が運営する認可保育所の実態や特徴を把握するために、民間営利組織が運営する保育所等を対象としてアンケート調査を実施した。調査結果から民間営利組織が運営する認可保育所の実態としては、下記のようなことが明らかになった。 開所時間は「7:00~7:59」が9割以上、閉所時間は「19:01以降」が約8割、開設時間は「12時間を超える」が7割弱であった。苦情解決のための取り組み状況は、ほとんどすべてが「苦情受付窓口を設置」しており、「単独で第三者委員を設置」が約7割であった。 他事業の運営は「貴保育所のみ運営している」が約2割、「貴保育所以外の事業も運営している」が約8割であった。また、運営を開始した時点における保育所が所在する市町村の待機児童の状況は、「待機児童が存在していた」が約8割であった。 園庭開放、保育室開放はともに「開放していない」が約6割であった。また、保育実習、体験学習の受け入れはほぼすべての保育所が「受け入れている」と回答した。ボランティアの受け入れについては約7割が「受け入れている」と回答した。 保護者会は「ある」が約6割、要保護児童対策地域協議会は「参画している」が約4割であった。
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