研究概要 |
今年度は、(1)これまでのストレングス演習のレポートの整理・分析、(2)ヒアリング調査実施の承諾、(3)エコシステム研究会への参加、(4)日本社会福祉学会第57回全国大会での研究報告,(5)先行研究におけるストレングス教育の現状の整理、の5点をつうじて研究を行ってきた。具体的な研究内容は、以下のとおりである。 ソーシルワーク教育において社会福祉援助技術演習(相談援助演習)は、理論と実践をつなぐ議義として重視されてきた。これはストレンヴス教育においても同様であると考え、2007~2009年度に担当した社会福祉援助技術演習のなかで、ストレングス-パワー変容過程版エコスキャナーを用いた演習を継続して行ってきた。その結果、受講生60名から感想などを記したレポートを得ることができた。そこで今年度は、受講生の承諾を得たうえで、(1)これまでのストレングス演習のレポートの整理・分析を行い、演習の課題を明らかにした。 それと同時に、直接赴いて本研究の趣旨を説明した結果、京都府立大学や桃山学院大学、高知女子大学の教員の講義見学や資料提供を含む(2)ヒアリング調査実施の承諾を得ることができた。 また継続した(3)エコシステム研究会への参加からは、ソーシャルワーク教育におけるストレングス-パワー変容過程版工コスキャナーの活用の報告へのアドバイスを得ることができたたけでなく、他バージョンのエコスキャナー活用の報告を聞くことでエコスキャナー活用の様々な可能性について理解を深めることができた。 そしてこれまでの研究の経緯とストレングス教育による発想の転換の重要性にっいては、(4)日本社会福祉学会第57回全国大会で研究報告を行った。 現在は、先行研究におけるストレングス教育の現状の整理を行い、(2)ヒアリング調査実施の承諾を得られた教員への調査項目の作成を行っている。
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