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2010 年度 実績報告書

小、中学生、高校生を対象にした保護者参加型の携帯電話利用調査

研究課題

研究課題/領域番号 21730505
研究機関比治山大学

研究代表者

古谷 嘉一郎  比治山大学, 現代文化学部, 講師 (80461309)

キーワード携帯電話 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 保護者
研究概要

大別して2つの研究活動を実施した。第1に、これまでに得た小、中、高調査データの解析、ならびに報告を学会にて実施した。小、中、高を通して、メールを"頻繁に"使うことが個人適応を悪化させず、社会的マナーや信頼といった、社会的適応についての規範や能力を悪化させることが分かった。さらに中学生については、以下のことが明らかになった。それは、メール送受信が多い者は社会的スキルや友人サポートも多いが、メール依存を介すると、学習的適応や生活満足感が低いことである。また、親子で展開されるルールに時間制限や相手制限ではなく、使う状況(食事中)や使うコンテンツ(有料サイト)に着目したルールの適用が多いことが明らかになった。
第2に、広島市教育委員会主催の電子メディア子ども会議に参加し、小、中、高校生、ならびに電子メディアコーディネーターらと議論を行った。その際に、データを収集し、小、中、高校別の利用特徴を示し議論の設定を行った。そして報告書作成執筆を実施した。
第3に、携帯電話利用を促進・抑制する要因となりうる対人ネットワークの影響についての調査設計ならびに予備調査を開始した。平成23年度に本調査の予定である。
第4に、保護者からの携帯利用についての意見聴取を行い、そこで上がってきた問題点を整理している。平成23年度に集約予定である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2010 その他

すべて 学会発表 (5件) 備考 (2件)

  • [学会発表] 児童生徒における携帯電話利用(3)-中学生に注目した検討-2010

    • 著者名/発表者名
      古谷嘉一郎
    • 学会等名
      日本心理学会第74回大会
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2010-09-21
  • [学会発表] 児童生徒における携帯電話利用(4)-高校生に注目した検討-2010

    • 著者名/発表者名
      古谷嘉一郎
    • 学会等名
      日本社会心理学会第51回大会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2010-09-17
  • [学会発表] メール利用は学校適応をもたらすのか-中学生に注目した検討-2010

    • 著者名/発表者名
      古谷嘉一郎・大谷哲朗
    • 学会等名
      日本グループ・ダイナミックス学会第57回大会
    • 発表場所
      東京国際大学
    • 年月日
      2010-08-28
  • [学会発表] Effect of text messaging and messaging partner's diversity on attitudes about interactions and adaptation in Japan2010

    • 著者名/発表者名
      古谷嘉一郎・匹田篤
    • 学会等名
      27th International Congress of Applied Psychology 11-16 July 2010 Melbourne Australia
    • 発表場所
      Melbourne, Australia
    • 年月日
      2010-07-13
  • [学会発表] 児童生徒における携帯電話利用(2)-小学生に注目した検討-2010

    • 著者名/発表者名
      古谷嘉一郎
    • 学会等名
      こども環境学会
    • 発表場所
      広島市まちづくり市民交流プラザ
    • 年月日
      2010-04-25
  • [備考] 報告書:広島市電子メディア子ども会議(2011).電子メディア子ども会議報告書

  • [備考] 電子メディア子ども会議

    • URL

      http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1300325053310/

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公開日: 2012-07-19  

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