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2009 年度 実績報告書

子どもの自律的学習と動機づけの内在化プロセスを促す家庭環境のあり方の検証

研究課題

研究課題/領域番号 21730516
研究機関愛知教育大学

研究代表者

伊藤 崇達  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (70321148)

キーワード自律的動機づけ / 動機づけスタイル / 親 / 自律的学習 / 自己調整学習 / 子ども
研究概要

本研究は,親の自律-他律の動機づけスタイル(Ryan & Deci, 2000)のあり方が,子どもとのかかわりや支援を通して,子どもの自律的学習(Zimmerman & Schunk, 2001 ; Schunk & Zimmerman, 2008)を促す,という内在化プロセスについて検証を行うことを目的としている。本年度は,質問項目群の整備,妥当性の検討とデータの収集を主に行った。まず,大学生を対象とした遡及的調査として,親の自律-他律の動機づけスタイル(外的,取り入れ的,同一化的,内発的動機づけで構成される),親による支援,子ども自身の動機づけスタイル,学習観,自己効力感,支援ニーズ,これらの概念及び項目の検討を行った。親の支援としては,Grolnick, Ryan, & Deci (1991)のモデルに従い,多様な支援の側面に関する相互関係について解析を進めている。学習観についても先行研究をふまえ,学習量志向,方略志向,環境志向といった要素について検討を行っている。また,子どもをもつ親を対象にした調査も行い,親の動機づけスタイル(活動内容と子どもの人数を含め),生活・学習習慣,動機づけの内在化を促す多様な支援,子ども自身の動機づけ特性,これらの概念及び項目を整備し,データを収集した。「親の特性」から「親による働きかけ,支援」を介して「子どもの学習過程」に至るプロセスについて多変量解析を用いて,モデルの検証を進めているところである。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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