広域化、複雑化しているとされる非行少年の立ち直り支援のために、警察と学校とのよりよい連携のあり方について、その実践に関わりながらの検討を行った。まず、2009年度は、警察が多職種連携をすすめるための媒介として(1)アセスメントツールの作成を作成するとともに、(2)補導職員、および中学、高校の生徒指導にたずさわる教師へのインタビューを行なった。2010年度は引き続き、補導職員へのインタビュー調査を続けつつ、補足的に自由記述式のアンケート調査を補導職員に対して行なった。2011年度は、これまでおこなってきたインタビュー・アンケート調査を国内、国際学会などで発表するとともに、年間を通じて継続的に補導職員への研修、コンサルテーションを実施することを通して、学校と警察とが協働した支援を推進した。
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