• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

若年労働者のキャリア意識、職業性ストレスが離職に及ぼす影響に関する縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21730565
研究機関桜美林大学

研究代表者

種市 康太郎  桜美林大学, 心理・教育学系, 准教授 (40339635)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワード若年労働者 / 離職 / キャリア形成 / キャリア・アダプタビリティ / ストレス
研究概要

研究(1)若年労働者のキャリア、価値観、離職意思に関する検討:若年労働者のキャリアと価値観の心理的プロセスについて、ライフライン法およびライフラインに沿ったインタビューを行い、キャリアを時系列的な変化で把握し、キャリアアンカーについて検討した。今回は特にキャリアと結婚、家庭との関わりの大きい女性労働者14名を対象とした。質問紙の内容はライフライン、キャリアアンカー、職務満足感尺度、職業性簡易ストレス調査票(一部)、ワークエンゲイジメント、一般健康調査票、離職意向であった。半構造化面接によりインタビューデータの収集を行った。
分析の結果、不満足な配属が離職や休職に結びつくことが明らかとなった。また、転職後の職務満足感が高いにも関わらず、離職意向も高く、自らの展望するキャリア実現のために今後も転職を繰り返すつもりで現在の会社に転職している事例がみられた。現在のキャリアアンカーとしては「保障・安定」と「ライフスタイル」が多くの事例に共通して語られていた。その一方で、「専門・職能」は今後獲得していきたいものとして、つまり、未来志向で語られる特徴があった。このように、就業価値観として様々なことに価値を置きたいという行動は、女性の特徴である可能性もある。よって、今後は同じ若年労働者における男女差を検討した研究が求められるだろう。
研究(2)若年労働者のキャリア支援に関する国際比較:特にアメリカと日本の大学におけるキャリア支援プログラムの比較を行った。その結果、アメリカでは1年時よりキャリア教育センターのスタッフがアウトリーチという形で支援を行い、早期のキャリア意識の形成を行っていた。また、卒業後もAlumni(アラムナイ)というネットワークを積極的に活用し、キャリア支援に活かしていることが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi