研究課題
若手研究(B)
本研究プロジェクトの目的は、自然場面における人間の視覚的な選好処理メカニズムを解明することであった。潜在学習パラダイムを用いて観察者の知覚的な来歴を実験的に操作し、選好反応を測定した。その結果、視覚探索課題において潜在学習が生じたディスプレイに対して、選好が上昇する現象を発見した。さらに、顔刺激に対する潜在学習が生じる状況下で、潜在学習量と自閉症スペクトラム指数との負の相関が認められるという予想外の実験結果が得られた。今後、これらの知見をさらに発展させていくことによって、潜在学習と視覚的選好および個人差のメカニズムの解明につながると期待している。
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Technical Report on Attention and Cognition 20
ページ: 1-2
Attention, Perception, and Psychophysics. in press