本研究は,小学校英語教育における文字指導のカリキュラムの開発評価を目的とした。とりわけ、アメリカにおける「ホール・ランゲージ(Whole Language)」に理論的枠組みを求め、個々の子どもの生活経験や母語における知識・経験をも重視した文字指導のあり方を探究した。特に,音声による言語活動から文字による言語活動の移行・接続で重要となる「フォニックス(phonics:音声と文字をつなぐルール)」の指導,とりわけその前提となる学習をメインとした学習用小冊子を開発した。さらに、研究主任等の教員、指導主事に小冊子の活用についてフィードバックを得ており、今後の改善に繋げたい。
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