外部労働市場と雇用政策に対して高等教育機関として活動を行っているUniversity Council for Educational Administrationは政策提言を行っている。アメリカの校長職の専門職化の方向性を進展させてきたUCEAも、大学院レベルの校長職養成の飽和状況にあること、一方で地方(地域)間格差が校長職候補者不足の最大の要因であることを指摘しており、同学会としてもアメリカの校長労働市場が直面する課題を指摘している。 州間互換免許と州内限定免許の二つの免許制度の方向性については、特にISLLC2009による全米基準化の動向は資格・免許だけでなく養成プログラムや大学院の認証評価基準としても影響を持つようになって来ている。これらは基準化-専門職化の動向として労働市場を硬直させる方向にあることがわかってきた。
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