今年度は前年度に引き続いて資料収集、文献検討を行う予定であった。資料収集は(1)ドイツ社会教育に関するもの、(2)ドイツ教育社会学史に関するもの、の2つに大別できる。また、そのために今年度はミュンヘンにあるバイエルン州立図書館に史料調査に赴いたが、大きな成果があった。 当初は史料収集、検討を行った上で、最低限の研究成果を公表する予定であったが、東日本大震災の影響により研究の進行は大きく阻害され、結果として研究年度内に研究成果を公表することができなかった。とはいえ、今年度は本テーマに即した主たる研究の収集の段階を終えることができ、また、本研究の理論的前提となるゼマンティーク論の検討も並行して進めており、近く成果を公表できる予定である。
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