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2013 年度 実績報告書

学校と地域の相互生成:インドネシアにおける美術高校と実践共同体の関係

研究課題

研究課題/領域番号 21730678
研究機関大東文化大学

研究代表者

田尻 敦子  大東文化大学, 文学部, 准教授 (00327991)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2014-03-31
キーワードインドネシア / 学校と地域 / 状況的学習論 / 関係論 / 学校の市場化 / カリキュラム / 教育方法 / 二重教育システム
研究概要

今年度は、学校と地域の相互生成過程に関する考察を、いかにして日本の学校における実践に生かすことができるかという探究を行った。インドネシアにおける学校と地域の関係を活性化する二重システム教育(PSG:Pendidikan Sistem Ganda)のカリキュラム実践は、日本における総合的な学習の時間の実践のヒントとすることが可能である。例えば、インドネシアにおけるエクストラ・カリキュラムや地域科の時間、保護者や地域の人々の学校参加、児童生徒や学生の地域への派遣、実践の現場(magan)での学習などは、総合的な学習の時間をどうデザインするかを考える際の豊かなリソースとなりうる。
そこで、本年度は、学校と地域の相互生成を、総合的な学習の時間をどうデザインするかという観点から探究する試みを行った。第一に、日本における総合的な学習の時間のカリキュラムのコンセプトと多様な実践のあり方を考察した。第二に、多様な地域との関係性を紡ぐ総合的な学習の時間のカリキュラム実践について、NPO学習環境デザイン工房による過疎地の小規模校支援プロジェクトなどの事例をもとに考察した。その結果、総合的な学習の時間は、子どもの問いを探究する過程で、学校と家庭と地域を紡ぐ時間となりうることが明らかになった。
こうした研究成果を、教育方法論や教育課程論などの観点から、教科書や論文に執筆し、研究成果を広く社会に還元することができた。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 「未来の共同体を想像する教育方法―ライフデザインとしての平和学習」

    • 著者名/発表者名
      田尻敦子
    • 学会等名
      関係性の教育学会
    • 発表場所
      東京 大東文化会館
  • [図書] 『地域をつむぐ学びと育ち』「地域と教科を紡ぐ教育方法 ~すべての人の学習権としての総合学習~ 」2014

    • 著者名/発表者名
      田尻敦子編著
    • 総ページ数
      (48頁 pp18-58)総58頁
    • 出版者
      大東文化大学 人文科学研究所
  • [図書] 『教育方法論』「第11章 学びのビオトープ ~総合的な学習の時間~」2014

    • 著者名/発表者名
      広石英記編著  (11章 田尻敦子)
    • 総ページ数
      pp161-174(14頁)総218頁
    • 出版者
      一芸社

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公開日: 2015-05-28  

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