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2009 年度 実績報告書

非毒性版画技法を応用した美術教材の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 21730687
研究機関福井大学

研究代表者

湊 七雄  福井大学, 教育地域科学部, 准教授 (80436849)

キーワード非毒性版画技法 / 教材開発 / 教師向けワークショップ
研究概要

本研究の目的は、非毒性版画技法を応用した美術教材を開発するとともに、教育現場への直接的なアプローチとして、美術教師向けワークショップの有用性を検証し、そのプロトタイプを作成することにある。本プロジェクトの初年度であった本年は、ベルギーに研究出張し、非毒性版画技法研究に関する情報収集と美術教師向けワークショップの実情について調査した。技法研究については、ゲント美術アカデミー(Academie voor Beeldende Kunst, Gent)の訪問調査を行い、技法研究の取り組みについての最新情報を収集した。とりわけポリエステルを版材とした新しい技法は、今後の教材開発に活かせるものである。リトグラフの原理を応用したこの技法は、入手が容易な銅版画用インクを用い、エッチングプレス機で刷ることができる。美術教師向けワークショップについては、2009年10月12日、ルーヴァン美術アカデミー(Stedelijke Academie voor Beeldende Kunst SLAC)にて開催されたセッションに参加し、有意義な知見を得た。このセッションには、ベルギー、オランダの高等美術教育機関および成人教育機関(DKO : Deeltijds kunstonderwijs)において実技指導にあたっている教員約30名の参加があり、パネルディスカッションでは、非毒性技法導入に伴う教育現場でのトラブル等について活発な意見交換が行われた。また、2009年10月14日にはゲント美術アカデミーにおいて1時間程度のスライドレクチャーを開催した。湊の技法(PVCカラーエッチング/ゴムローラーを多用した刷り)の紹介と併せて、オープンディスカッションを行った。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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