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2012 年度 実績報告書

国際的な生徒参加型データを活用した統計学習サイトの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21730692
研究機関愛知教育大学

研究代表者

青山 和裕  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10400657)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワード統計教育 / 数学教育 / 資料の活用
研究概要

2008年度の学習指導要領改訂により,中学校数学科に「資料の活用」領域が新設され,これまで分断されていた初等・中等段階での統計教育カリキュラムが改善される見通しとなった。同様な統計教育の改革に諸外国が着手したのは1980年代であるため、日本はかなり遅れをとったといえる。いずれにせよ、新規の内容がカリキュラムに盛り込まれたために、教員の指導内容や趣旨に対する理解の不足、教材事例、授業展開例、評価方法の不足などが直面する課題として問題となった。
そこで本研究では,まずこれらの問題点の中でも①統計学習用の実データ及び教材不足の解消,②豊かな実践事例の提供による教師教育への貢献に供することを目的として、「センサス@スクール」プロジェクトを実施した。このプロジェクトは,端的に述べれば,生徒自身のデータを集め,それを教材として提供するものである。このプロジェクトは元々,イギリスで始められたものであり,現在,ニュージーランド,オーストラリア,カナダ,南アフリカ,米・カリフォルニア州の計6ヶ国が参加しており,それらの国の生徒のデータをや教材事例を学習に活用することができる。統計学習において実際のデータ(実データ)の活用は動機付けや概念理解の面からも高い効果が期待されており,また、すでに実施が進められている各国から質の高い教材事例や授業展開例を入手し日本向けにアレンジして活用することも容易となる。
これまでの研究実績として、日本版センサス@スクールサイトが構築され継続的に運用が進められている。また日本の小中学校等の授業での利用も進められ、日本版の授業展開事例の集積も進められている。その成果は同サイト内でダウンロードすることができ、統計教育に関する教師教育や授業実践の普及のために役立てられる体制が整えられた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] センサス@スクールサイトでのグラフ描画機能について2013

    • 著者名/発表者名
      青山和裕
    • 学会等名
      第9回統計教育の方法論ワークショップ
    • 発表場所
      学習院大学
    • 年月日
      20130301-20130302
  • [図書] 日本統計学会公式認定統計検定4級対応「資料の活用」2012

    • 著者名/発表者名
      深澤弘美編著, 青山和裕分担執筆
    • 総ページ数
      211
    • 出版者
      東京図書
  • [備考] 国際的な生徒参加型データを活用して学習しよう センサス@スクール

    • URL

      http://census.ism.ac.jp/cas/index.html

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公開日: 2014-07-24  

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