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2010 年度 実績報告書

数学教育における教師のメタ認知能力の育成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21730695
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

加藤 久恵  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (00314518)

キーワード数学教育 / メタ認知 / 教師教育 / 授業分析
研究概要

本研究は,教師が授業を行う際に,自分の活動をモニターしながら,持っている知識や技能を適切に活用する力を「教師のメタ認知」と捉え,数学教育における教師のメタ認知能力の育成方法を解明することを目的とする。その際,申請者がこれまでに取り組んできた子どものメタ認知能力の育成方法に関する研究成果や,ティーチング・ポートフォリオに関する研究成果が有効に活用する。さらに,一般的な教授方略に関して研究が始まった教師のメタ認知能力の研究を,数学教育の文脈で検討することにより,数学教育における教師教育への重要な示唆が得られるとともに,他教科教育への研究の波及可能性をもつものとなる可能性を目指している。具体的に平成22年度は,下記の点について研究を行った。
(1)算数・数学科教節のメタ認知を調査する方法を確立する。
そのために,昨年度に引き続き次の視点の研究を継続した。
(1)教師がどのような知識を持っているのかを調べるアンケート項目の選定
(2)教師は持っている知識を実際の授業でどのように用いているのか,評価する方法の開発
(2)(1)の結果を次の視点から分析することで,教師のメタ認知の特徴を考察する。
そのために,次の視点から研究を継続した。
(3)活性化されている知識(教師が持っている知識でかつそれを使うことができている)と不活性な知識(教師が持っている知識だがそれを使うことができていない)を同定。教師のメタ認知能力の一側面を同定する。
(4)熟練教師と初任教師とのメタ認知の差異を分析
(3)(1)(2)の成果を踏まえて,算数・数学科教師のメタ認知育成方法を開発する
そのために,次の視点から研究を行った。
(5)ティーチング・ポートフォリオの研究成果をいかし,教師のメタ認知能力の育成方法を検討

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Teacher Metacognition in Mathematics Instruction : within the Framework of Teacher Metacogniti on Focusing on the Activated Knowledge2010

    • 著者名/発表者名
      加藤久恵
    • 学会等名
      第5回東アジア数学教育国際会議
    • 発表場所
      国立オリンピック記念青少年総合センター
    • 年月日
      2010-08-20

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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