• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

言語活動を重視した科学技術カリキュラム開発に関する教育実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21730709
研究機関金沢工業大学

研究代表者

伊藤 大輔  金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (40440961)

キーワード言語活動 / 科学技術教育 / 創造的協働学習 / 言語的リテラシー / 話し合い / カリキュラム開発 / ルーブリック / スタンダード準拠評価
研究概要

本研究では,創造的な協働学習を実現するための,話し合う・聞く・話す・書くといった言語的リテラシー形成を促すプログラム及び,言語活動を重視した科学技術カリキュラムの実践と,評価を主たる課題とした。平成23年度は「研究推進体制の構築」「創造的協働学習を評価するためのルーブリックの改善」「協働思考プログラム改善・実践」を中心に研究を進める一方,24年度(繰越)は「言語活動を重視した単元の構想・実践」及び「研究活動の総括」を行った。
①研究推進体制の構築:研究協力者がA大学教育学部附属A小学校から一般公立校へと異動したため,研究推進体制を再構築することとなった。
②言語活動を重視した協働学習を評価するためのルーブリック改善:スタンダード準拠評価に関する連合王国北アイルランドの基礎資料を収集・分析するとともに,基礎研究から得られた知見と実践校の実態をふまえつつ,ルーブリックの再構成を行った。
③協働思考プログラム(応用プログラムを含む)の改善・実践:45分授業に対応した協働思考プログラムを構想・実践した。その結果,スタンダード準拠評価から話し合いの質的な向上がみられたことがわかった。また本実践から,教師には通常の授業とは異なる「言語運用」が求められるため,円滑な実施のためには,研修用のプログラムの必要性が示唆された。
④言語活動を重視した単元の構想・実践:1年生の生活科を中心に単元の構想と実践を行った。その結果,トークルールを意識させることで,円滑かつ理性的な話し合いを展開することができることが明らかになった。
⑤研究の総括:平成21~24年度の教育実践研究について,1) スタンダード準拠評価の円滑な実施のための指導体制,2)ルーブリックを活用した学習指導法,3) 科学技術教育カリキュラムのデザインに関わる学年間の連携の在り方の視点から総括するとともに,研究成果をまとめた報告書を刊行した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 授業評価表の作成・活用を通した教科教育法(工業・情報)の実践2013

    • 著者名/発表者名
      伊藤大輔・木村竜也
    • 雑誌名

      東海教師教育研究

      巻: 27 ページ: 3-10

    • 査読あり
  • [学会発表] 小学校教育による協働思考プログラムの受容過程に関する研究

    • 著者名/発表者名
      伊藤大輔
    • 学会等名
      活動理論学会第1回大会
    • 発表場所
      関西大学千里山キャンパス
  • [学会発表] 協働思考プログラムは教師の学びをどのように媒介したか

    • 著者名/発表者名
      伊藤大輔
    • 学会等名
      日本教育学会第71回大会
    • 発表場所
      名古屋大学東山キャンパス
  • [学会発表] 技術・家庭科技術分野におけるスタンダード準拠評価の効果―題材「生活に活かすプログラミング」の事例を中心に―

    • 著者名/発表者名
      磯部征尊・水野頌之助・伊藤大輔
    • 学会等名
      日本教育方法学会48回大会
    • 発表場所
      福井大学文京キャンパス
  • [学会発表] 発想や構想の能力を働かせる指導法の工夫―苗ドームを用いた実践を通して―

    • 著者名/発表者名
      磯部征尊
    • 学会等名
      日本美術教育学会第61回学術研究大会
    • 発表場所
      愛知芸術文化センター

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi