研究概要 |
1.授業及び学びのユニバーサルデザイン化と協同学習に関する資料収集 平成22年度のLD学会にて,自主シンポジウム「通常の学級における様々なニーズを持つ子供への多角的な支援~実践との協働から得た知見~」に話題提供者として参加し,通常学級における学びのユニバーサルデザインと協同学習の実践に関する概念整理を行った。また他の参加者や指定討論者との協議から,今後の課題点を探った。 2.「学び方を学ぶ授業」の開発や協同学習の実践 研究協力者の2年生の学級において,「学び方を学ぶ授業」を実施することができた。記憶と注意に関する「学び方を学ぶ授業」を行い、それを実際の漢字学習に応用する、という実践を行った。3学期に実施したため、現在データの取りまとめと分析の最中である。また、もう一人の研究協力者の3年生の学級でも、「学び方を学ぶ授業」を実施することができた。漢字を覚える際に記憶のレッスンで学習したことを応用するとともに、漢字学習等を「協同学習」のスタイルで行った。これについても現在データの分析中である。 協同学習と「学び方を学ぶ授業」の実践を2つの学級で行うことができ,実践データを収集することができた。来年度は教師向けの「学び方を学ぶ授業」ガイドブックの作成と、今年度収集したデータの分析を行い、報告書としてまとめ上げる予定である。
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