研究課題
若手研究(B)
私はリーマン面の複素構造の違いに興味を持ち,研究を行っている.調和体積は,調和1形式に関するチェンの反復積分を用いてハリスにより定義され,複素構造のみに依存して決まる.調和体積を調べることにより,複素構造の違いを知ることが当面の目標である.フェルマー商曲線の調和体積の像を求めた.この結果よりただちに,そのヤコビ代数多様体のセレササイクルの代数的非自明性を示すアルゴリズムを得た.実際に1000以下の3で割ると1余る素数Nに対するフェルマー商曲線について非自明性を示した.
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Tsukuba J. Math. 33
巻: no.1 ページ: 29-38
http://projecteuclid.org/euclid.tkbjm/1251833205