研究課題
若手研究(B)
複素Henon 写像は2次元複素力学系の中で最も標準的なものと考えられているにもかかわらず、そのジュリア集合の位相的・組み合わせ論的な観点からの力学系的性質は、現在までほとんど研究されてこなかった。本研究の研究成果は、この複素 Henon 写像に対して Hubbard tree と呼ばれる組み合わせ論的な解析手法や iterated monodromy group という代数的な群作用による道具立てを開発し、またそれを数値実験と結びつけてパラメータ空間の構造を解析した点にある。
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