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2009 年度 実績報告書

IRSF近赤外線サーベイデータを用いたマゼラン雲固有運動の測定

研究課題

研究課題/領域番号 21740133
研究機関東京大学

研究代表者

加藤 大輔  東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任研究員 (80377910)

キーワード光赤外線天文学 / マゼラン雲 / 固有運動 / 南アフリカ / IRSF / SIRIUS
研究概要

本研究では、IRSF1.4m望遠鏡と近赤外線3色カメラSIRIUSを用いて得られる高角度分解能の近赤外線観測データを用い、マゼラン雲の固有運動を探る。今年度は本研究遂行1年目として、IRSF/SIRIUSを用いてマゼラン雲の再観測をおこなった。
私は、2002年~2006年におこなったIRSFマゼラン雲近赤外線カタログ(Kato et al. 2007)から近赤外線の色を基に数千個の銀河候補を選び出し、それらの銀河が存在する視野を特定した。そして、2010年1月5日~2010年2月3日の約1ヶ月間、南アフリカ天文台サザーランド観測所に滞在して大マゼラン雲の再観測をおこなった。
IRSF/SIRIUSはおよそ7分角の視野を持つ。本研究ではマゼラン雲の再観測を1000視野程度(約13平方度)おこなう計画であり、今年度はその半分の500視野(約6.5平方度)の観測を計画していた。実際には、現地の天候が良くなかったために目標の500視野には届かなかったものの、そのおよそ半分にあたる約250視野(約3平方度)の観測データを取得することに成功した。これだけのデータがあれば、研究計画で述べた目標に近い精度でマゼラン雲の固有運動を測定することが充分に可能である。
来年度は、固有運動測定に必要なソフトウェアの開発をおこない、今年度に取得したデータを用いて固有運動の算出を目指す。また、再び1ヶ月程度、現地に滞在してマゼラン雲の再観測をおこない、本研究の遂行に必要な観測データの取得を引き続きおこなう。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] TAO計細の進捗3:東京大学アタカマ1m望遠鏡の進捗と性能評価2009

    • 著者名/発表者名
      加藤大輔, 他
    • 学会等名
      日本天文学会2009年度秋季年会
    • 発表場所
      山口大学
    • 年月日
      2009-09-14

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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