研究課題
若手研究(B)
遠方銀河の中心核であるクェーサーは、アウトフロー(放出)ガスを通して莫大なエネルギーを宇宙空間に解放し、周囲の星間・銀河間空間に大きな影響を与えている。放出ガスはクェーサーのスペクトル上に吸収線という形で検出される。最大10年に渡る吸収線のモニター観測、光電離モデルの適用、偏光スペクトルの新規取得を通し、(a)吸収線の時間変動率は線幅に依存し、その原因は高電離の遮蔽物質にあること、(b)放出ガスは過去に激しい星形成を経験している可能性があること、などを突き止め、その幾何学的構造に対する知見を得た。
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