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2011 年度 実績報告書

SpaceWireを用いたCCDデータ取得系の開発と新読み出し方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21740191
研究機関立教大学

研究代表者

村上 弘志  立教大学, 理学部, 助教 (00415902)

キーワードX線天文学 / 人工衛星 / 電子デバイス・機器 / リモートセンシング / 宇宙インフラ / SpaceWire
研究概要

23年度は、当初の実施計画では駆動部とCCDの接続をまず行う予定であったが、先に読み出し部の駆動確認を優先した。ファンクションジェネレータからCCDの出力信号を模擬した波形を出力し、これをADCボードへ入力した。ADCボードはSpaceWireのインタフェースを持つものを使用した。
この際、ADCボードの仕様が出力信号と適応しなかったため、アンプの倍率を変更する、などの修正を行った。また、他のADCボードの適用も検討したが、こちらは実施には至っていない。
上記改修などに手間取ってしまったため、駆動部とCCDの接続については、未完了である。早急に実施し、システム全体の組み上げを完成させる予定である。
試験システムの製作の面では、昨年度中に真空槽・冷凍機を導入したが、今年度はそれに続いてX線発生装置を導入した。今後の展開を考慮に入れて試験システム全体を入手性・可搬性の優れたもので統一しているため、X線発生装置もUSB接続でパソコンからコントロール可能なものとした。サイズも小さく、可搬性に問題はない。本研究課題の当初の予定では、既存のX線源を利用した性能評価にとどめる予定であったがこのX線発生装置を使用することにより、より詳細な性能評価が可能となる。この発生装置を利用した性能評価システムの構築は、今後の新たな研究課題として取り組んで行く予定である。
冷凍機・真空ポンプなどの周辺機器については、真空槽に組み込み動作試験を行った。加えて、圧力・温度モニタ用の環境も整えた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Detection of X-Ray Emission from the Unidentified TeV Gamma-Ray Source TeV J2032+41302011

    • 著者名/発表者名
      H.Murakami, et al
    • 雑誌名

      Publications of the Astronomical Society of Japan

      巻: 63 ページ: S873-S878

    • 査読あり
  • [学会発表] レーザープラズマ光源を使ったXmas望遠鏡の撮像実験IV2012

    • 著者名/発表者名
      村上弘志, 他
    • 学会等名
      天文学会春季年会
    • 発表場所
      龍谷大学
    • 年月日
      2012-03-20
  • [学会発表] レーザープラズマ光源を使ったXmas望遠鏡の撮像実験III2011

    • 著者名/発表者名
      村上弘志, 他
    • 学会等名
      天文学会秋季年会
    • 発表場所
      鹿児島大学
    • 年月日
      2011-09-21
  • [備考]

    • URL

      http://www.rikkyo.ac.jp/~hiro/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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