研究課題
若手研究(B)
近年、空間反転対称性の破れたスピン系において、不斉磁気光学効果のような磁気光学応答が関心を集めている。本研究では、スピン配置により発生するキラリティに起因する不斉磁気光学効果を用いて、電気磁気ドメインの観測を試みた。その結果、空間反転対称性の破れた弱強磁性体の(Cu,Ni)B2O4において、ドメインの可視化に成功した。またマルチフェロイック物質のMnWO4において、スピン状態に起因した吸収係数の違いを利用し、スピンキラリティを持たないドメインと、持つドメインの二相共存状態の可視化を行った。
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