研究課題
若手研究(B)
強相関遍歴電子系において1次転移の臨界終点が絶対零度に抑制された量子臨界終点近傍で新しい量子臨界現象が出現することを理論的に示した。具体的には、CeやYbの1次の価数転移の量子臨界終点近傍では降温とともに一様磁気帯磁率と核磁気緩和率が発散し、電気抵抗率は温度に比例し、電子比熱係数はlog発散することを示した。この結果は、CeやYb系重い電子系の常磁性金属相で最近観測されている、非従来型の量子臨界現象を自然に説明する。
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http://jpsj.ipap.jp/news/jpsj-nc_92.html