研究課題
若手研究(B)
β-パイロクロア酸化物に含まれるアルカリ金属は、通常の原子振動と比べて異常に大きな振動をしており、この大振幅振動が超伝導に重要な寄与をしていると考えられている。本研究では大振幅振動を特徴付ける非調和性の評価に初めて行い、超伝導転移温度の最も高いKの化合物で非調和性が特異的に強い事を明らかにした。また、複数の化合物に対する系統的な研究から非調和性の変化を決める因子を求めることに成功し、非調和性の強い大振幅振動を実現するための指針を明らかにした。
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