研究課題
若手研究(B)
ディスプレイなどに用いられるネマチック液晶を多孔質に閉じ込めると、ガラス的な遅い緩和が現れる。我々はこの現象の物理的起源を明らかにするために、多孔質の構造をあらわに扱ったモンテカルロシミュレーションを行った。その結果、緩和には液晶の弾性に由来する早い緩和と、欠陥の組み換えによる遅い緩和が現れることを明らかにした。また、多孔質の構造を制御することで、その遅い緩和を抑えることができることを見出した。
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