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2009 年度 実績報告書

界面活性剤水溶液におけるラメラゲルドメイン構造のモルフォロジー

研究課題

研究課題/領域番号 21740314
研究機関首都大学東京

研究代表者

川端 庸平  首都大学東京, 理工学研究科, 助教 (50347267)

キーワード界面活性剤水溶液 / クラフト転移 / ラメラ液晶 / 相分離構造 / ベシクル / ネットワーク構造 / 共焦点顕微鏡 / 構造形成過程
研究概要

界面活性剤水溶液では界面活性剤分子の疎水基が結晶化するクラフト温度以下で、ゲル状の2分子膜ラメラドメインが過剰水中でmmスケールの構造を形成し、ゾルあるいはゲル状の性質となる。申請者は非イオンのポリオキシエチレン系界面活性剤C16E6,C16E7(C16H33(OC2H4)6 or 70H)に注目し、本研究費申請における21年度での研究では、主にクラフト温度以下で現れるμmスケールの構造およびその形成過程を共焦点顕微鏡により調べてきた。その結果、C16E7系では球状のベシクル構造を、C16E6系では2次元膜のネットワーク構造を持つゲルとなり、これまでに報告されていない新しい形態であることを見出した。さらに、構造形成過程の観察から、球になる場合とネットワーク構造になる場合で初期のドメイン形態は共に円盤状であり、球として閉じるかネットワーク構造を形成するかは円盤状ドメインの線張力の違いが影響しているものと考えられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Formation Process of Bilayer Gel Structure in a Nonionic Surfactant Solution2009

    • 著者名/発表者名
      Y.Kawabata, A Matsuno, T.Shinoda, T. Kato
    • 雑誌名

      J.Phys.Chem.B 17

      ページ: 5686-5689

    • 査読あり
  • [学会発表] 界面活性剤水溶液におけるクラフト温度以下のラメラドメイン構造形態に対する疎水鎖・親水鎖長の効果2009

    • 著者名/発表者名
      川端庸平、村上彰、永井裕子、加藤直
    • 学会等名
      第62回コロイドおよび界面化学討論会
    • 発表場所
      岡山
    • 年月日
      2009-09-19

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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