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2009 年度 実績報告書

ITP-FT法及びDC-FT法による中期更新世テフラの火山ガラスの高精度年代測定

研究課題

研究課題/領域番号 21740365
研究機関立正大学

研究代表者

青木 かおり  立正大学, 立正大学地球環境科学科, 研究員 (30513163)

キーワードテフロクロノロジー / 第四紀学 / 年代測定
研究概要

平成21年度は,研究開始の初年度ということもあり使用する顕微鏡等の測定用機材の選定と,実験に必要な物品め導入に専念した.顕微鏡については,測定時に画像が鮮明に見える機種としてニコン社製工業顕微鏡を選択した.また,等間隔で観察するためにスライドガラスを等間隔で移動させるポイントカウンター装置は導入を予定していたが,大きなシェアを持っていた英国のメーカーが数年前に倒産して入手不可能となっていたことから,代替となるポイントカウンター装置を探し出し,導入した顕微鏡に取り付けられるよう加工した。導入した装置について年代標準試料の測定を開始して,装置に伴う誤差の測定を始めた.現在の途中経過としては,補正するための誤差を求めるために,繰り返し実験を行う必要があることが認識されている.
また,現在すすめているITP-FT法とDC-FT法にまる年代測定は,海底堆積物中のテフラ試料に対して導入するつもりである.これまでにすでに測定のための前処理が済んでいる北西太平洋の試料のほかに,北太平洋~ベーリング海の試料にも測定対象を拡大することを考えている。2009年度は,7月~8月にかけて北太平洋~ベーリング海での海底堆積物採取を目的とした航海(SO202-INOPEX)がドイツの研究チームによって行われ,私は火山灰研究者として参加した.44地点でピストンコア試料の採取に成功し,そのほとんどの地点で火山灰が介在していると考えられる.これらの火山灰の化学分析によって,広域に対比可能な火山灰を見つけ出し,年代測定の候補となる対象試料を選定することを予定している.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ITP-FT法とDC-FT法によるガラス試料の年代測定2009

    • 著者名/発表者名
      青木かおり
    • 学会等名
      質量分析学会同位体比部会
    • 発表場所
      箱根高原ホテル
    • 年月日
      2009-12-02

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2014-04-15  

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