研究課題
若手研究(B)
地球のマントル遷移層(深さ約410kmから660km)の主要構成鉱物であるカンラン石高圧相はその結晶構造中に水素を多量に含み得ることが、これまでの高圧実験により報告されている。地球内部の対流により地球表層の水がマントル遷移層まで運ばれ、カンラン石高圧相に貯蔵されている可能性がある。本研究はこのカンラン石高圧相が含む水素の位置や結合状態を結晶科学的見地より明らかにするため、第一原理電子状態計算と呼ばれるコンピューターシミュレーションを行い原子の振動特性を理論的に調べた。
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