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2009 年度 実績報告書

実験室太陽模擬プラズマを用いた非平衡放射モデル開発

研究課題

研究課題/領域番号 21740397
研究機関大阪大学

研究代表者

山本 則正  大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (40350326)

キーワード衝突輻射モデル / 太陽プラズマ / EBIT
研究概要

本研究は、ひので衛星太陽非平衡プラズマの分光解析を行うべく、太陽のプラズマパラメータと同程度の実験室プラズマを用いて非平衡モデル開発を行うことが目的である。本年度は、当初予定の通り電離平衡衝突輻射モデルの開発及び、その高精度化に重点を置いて進めた。モデルの高精度化に関しては、相対論的歪曲波近似法に基づくHULLACや相対論的R行列法に基づく計算など複数の原子データセットを実験室プラズマに適用出来るようにし、原子データセット毎の精度評価を行えるコード開発に取り組んだ。現在原子データとしては、HULLAC、Aggarwal等によるGRASP/DARCコードの計算結果、また欧州でよく用いられているADASコードで採用されている原子データを選択使用できる。更に二電子性再結合過程の反応速度係数も重点的に改訂・追加を行った。更に応用として光電離過程の算入についても議論・試験等も行った。模擬実験としては、協力者と核融合研の大型ヘリカル装置(LHD)での鉄ペレット入射実験を実施し、鉄のEUVスペクトル線の計測を行った。このスペクトルは現在、波長校正・ライン同定の途中である。
EBIT/CoEBITを用いた模擬実験は、協力者と打ち合わせを行い、現在、来年度実施を計画している。EBIT実験の準備・実施期間に並行して、一次元不純物輸送モデルを開発し、非平衡プラズマモデルの開発を前進させる予定である。本研究成果の報告は、IFSA2009やプラズマ核融合学会などでの口頭発表及びポスター発表にて行っている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ひのでによる太陽プラズマ研究と原子分子過程2009

    • 著者名/発表者名
      山本則正
    • 学会等名
      プラズマ・核融合学会第26回年会
    • 発表場所
      京都市国際交流会館
    • 年月日
      2009-12-01
  • [学会発表] X-Ray Spectroscopy of Non-Thermal-Equilibrium, Laboratory Photo-Ionized Plasma2009

    • 著者名/発表者名
      山本則正
    • 学会等名
      The Sixth International Conference on Inertial Fusion Sciences and Applications (IFSA2009)
    • 発表場所
      InterContinental Hotel in San Francisco(米国)
    • 年月日
      2009-09-07

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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