研究課題
若手研究(B)
高強度レーザーをガスターゲットに照射すると高エネルギーの荷電粒子やX線、γ線が発生する。本研究では、ガス密度プラズマからの高エネルギー負イオン及び正イオンの加速過程の研究を行い、新しい加速過程の提案を行った。具体的には、最近の実験で観測されたMeV を超える負イオンの加速過程を説明するクーロン爆縮モデルを提案し、実験結果の幾つかを説明することに成功した。また、ガスターゲットからの正イオン加速機構として磁気渦加速モデルを提案した。このモデルでは加速効率がシース場加速に比べ一桁程度高いことから、医療応用等を目的としたレーザー駆動イオン源の研究開発の進展にも寄与すると考えられる。
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